先輩社員の声をお届けします!
2021年入社
私が現在所属しているMorio USA Corporationはアメリカ・ネブラスカ州にある森尾電機の子会社であり、2024年の4月から赴任しています。
Morio USAの主な機能は、ニューヨークを走るR211という鉄道車両向けに電気機器の製作や販売、品質管理、不具合対応、また製品をつくるための部品調達、在庫管理であり、その中で私は主に部品調達 (購買)、在庫管理、工程管理、製品出荷対応などの業務を担当しています。
日本では在庫管理や工程管理の経験はありましたが、購買業務は未経験であり、アメリカに来て初めて担当することになりました。
そのため、最初は見積依頼を行い、見積書を受領・精査したうえで発注書を発行するといった、基本的な売買契約の流れを学ぶことからのスタートでした。初めてのことばかりで苦労しましたが、先輩社員のご指導のおかげで、現在では比較的スムーズに業務を進められるようになりました。
また、工程管理や製品出荷業務においては、納入先である車両メーカーの生産体制や生産スピードを把握することが重要です。それらを踏まえ、毎月どの程度の製品を生産・出荷する必要があるのかを検討します。実際に車両メーカーの工場を見学し、製造ラインの構成や、当社の製品がどの工程で車両に艤装されるのかを確認させていただいたことで、社内の生産計画をより具体的に策定できるようになりました。
上記の業務に加え、駐在員としての役割も担っています。その一つが、日本側へMorio USAの現状を共有することです。具体的には、当月の生産状況や売上、各ベンダーとのやり取りに加え、現地で直面している課題や、日本から必要としているサポートについて報告・説明する役割を果たします。
また、日本から出張で来られる方々のアテンドも、駐在員として重要な役割の一つです。空港やホテル、会社間の送迎に加え、アメリカならではのレストランやショップ、日本食レストラン、アジアンマーケットなどへご案内することもあります。そのため、普段から街のどこにどのようなお店があるのかを把握し、それぞれの特徴を理解しておくよう心がけています。こうした役割は現地社員に任せるのが難しいからこそ、私が日本から派遣されている意義があると考えています。
これまでの海外勤務を通じて感じている「海外で働いて良かったこと」と「大変だったこと」について、お話しさせていただきます。
良かったと感じる点の一つ目は、社内外のコミュニケーションが基本的にすべて英語で行われるため、語学力の向上が期待できることです。私自身、英語があまり話せない状態でこちらに赴任しましたが、同僚や取引先とのやり取りを重ねる中で、赴任から約10か月が経った今では、ある程度自分の伝えたいことを話せるようになり、相手の言うことも聞き取れるようになりました。とはいえ、まだまだ上達の余地があると感じているため、引き続き語学力の向上に努めていきたいと思います。
二つ目に良かったと感じていることは、私自身が現在新卒4年目でありながら責任のある立場につき、会社の中核に関わる仕事に携わらせていただいていることです。同世代の人がなかなか経験できない貴重な機会を得られていると感じています。
大変なこととして、日本で働いていた頃は、困ったことがあればすぐに相談できる上司や先輩社員が多くいましたが、こちらでは常にそういう環境があるわけではなく、自分で考え、答えを導き出さなければならない場面が多くあります。しかし、その分成長できる機会が多いとも言えるので今後の糧となるよう一つ一つの仕事に真摯に向き合いたいと思います。
最後になりますが、今回の記事を通じて森尾電機に入社することで海外で働くという選択肢もあることを知っていただければ幸いです。
海外勤務にご興味のある方は、ぜひ森尾電機への入社を検討いただければと思います。
現在担当している業務の質やスピードを向上させるとともに、普段担当していない業務についても、不測の事態に備えて代行できるよう知識を身につけ、準備を整えておきたいと考えています。
月によっては業務量が多く、慌ただしくなることもありますが、優先順位を明確にし、タイムマネジメントを意識しながら着実にこなしていきたいです。時には自力で解決することが難しいタスクも出てくるかと思いますが、その際には迅速に日本側へ相談し、適切なサポートを受けられるよう日頃から担当の枠にとらわれず会社全体の動きに目を配り、さまざまな状況を把握しておくことを目標としています。