先輩社員の声をお届けします!
2019年入社
私は鉄道車両用の電気機器の設計業務を行っており、主に新幹線に搭載される配電箱や配電盤等の制御機器の設計を担当しています。具体的には、電力供給や運行の安定性を確保するために必要な機器を設計しています。車両に電力を供給する配電システムや、運転をコントロールする制御システムの設計がその一環です。
これらの機器が安全に機能するように、お客様と共に設計段階から詳細に検討を行い、設計図面を作成しています。
お客様の要求や環境に適応するため、柔軟な思考と高い技術力が求められます。また、設計だけでなく、製品ができるまでの工程現場での調整にも携わり、現場からのフィードバックを反映して改良を加えることもあります。
特に新幹線のような大規模システムでは、少しのミスも重大な影響を及ぼすため、設計段階から納期・品質・コストのバランスを考慮し、慎重に作業を進めています。
新幹線の運行が安全でスムーズに行えるように日々業務に取り組み鉄道業界に貢献していきたいと考えています。
設計者として技術的な知識だけでなく、柔軟な考え方やコミュニケーション能力も重要だと考えています。まず、製品の機能を正確に理解することが最も大切です。そのためには、要求仕様や技術的な要件をしっかりと把握し、必要な情報を確実に収集することが必要です。設計が進む中で発生する問題を柔軟に解決する能力も欠かせません。
予期せぬ課題に対して迅速に対応できるよう、常に柔軟な思考を持つことを心掛けています。
また、安全性や信頼性の確保も設計者としての重要な責任です。特に鉄道車両など、安全が最優先される分野では、設計ミスが重大な事故に繋がる可能性があるため、慎重な設計と検証が欠かせません。安全基準を遵守し、あらゆるリスクを予測し対策を講じることが求められます。
さらに、設計は一人で完結するものではなく、チームでの協力が不可欠です。異なる専門知識を持つメンバーと連携し、意見交換をしながら進めることで、より優れた設計が実現します。
そのため、適切なコミュニケーションを心掛け、チーム全体で目標に向かって進むことを大切にしています。
入社以来、先輩の指導のもとで様々な製品の設計を行ってきましたが、新幹線の配電機器や制御機器を設計するにあたり、知識が不足しているため、先輩からのご指導を多く受けています。そのため、今後はさらなる知識向上を目指したいと考えています。
まずは、電気知識の向上が重要です。配電機器や制御機器を設計するためには、電気知識が欠かせません。
次に、新幹線で使用される配電機器や制御機器について学ぶことが重要です。機器の構造や動作を理解するために、技術書や参考本等を参照することが有益です。
また、業界の最新技術やトレンドを把握するために、セミナーへの参加を通じて、知識を深めるとともに、実務に役立つスキルを身につけていきたいと考えています。
鉄道車両は常に新しい技術を取り入れ、日々進化しています。鉄道車両用部品の設計に関わる一員として、その時々のニーズに対応した製品を設計することで、今後の鉄道業界の発展に貢献したいと考えています。