先輩社員の声をお届けします!
2016年入社
私が所属している経営管理部 財務課では、決算関連業務、税務業務、資金繰りなどを行っています。
私はその中でも主に決算関連業務と税務業務に携わっていますが、どの仕事でも要求されるのは「知識」と「正確さ」です。
~決算関連業務~
決算関連業務では会計基準に則り、日々の出来事を数字で記帳していきます。毎月、売上や仕入、経費、固定資産などの帳簿を集計して決算書を作成しています。
また、森尾電機は東京証券取引所に上場しているので、3ヵ月に一度、経営成績や財政状態を社外に開示する義務があります。
開示する資料は主に、東京証券取引所に対して「決算短信」、財務省に対して「有価証券報告書」という資料を以って開示します。
昨今は会計基準の改正が頻繁に行われており、経理処理が従来とは大きく変わったり、開示資料の記載事項が増えたりと、対応するのに日々、四苦八苦しながら作業しています。
~税務業務~
国や地方自治体に納める税金を計算した上で、納付する業務です。
私は主に法人税を担当しています。計算の仕方がとにかく複雑な上、毎年のように法律が改正されるので、ただ去年と同じようにやるというわけにもいきません。
顧問税理士と確認しながら、その年の適切な税金計算ができるように心掛けています。
私の仕事は「お金」にまつわる仕事ではありますが、その内容は多岐に亘っています。どれも重要な仕事であり、緊張感を持ちながら日々の業務に当たっています。
入社当初は、覚える仕事が多く、手順書のとおり作業を進めるのに精一杯でした。
しかし、仕事をしていれば、手順書を読むだけではわからないことも起こります。いつもと違うことが起きた際、手順書を覚えているだけでは何も対応できません。
分からないことがあれば、先輩や上司、あるいは顧問税理士など、より詳しい人に聞きますが、そうした経験を積み重ねる中で、作業の本質を学んでいくことが重要だと思うようになりました。
「なぜその作業は必要なのか」「自分が作業したあとは何に使われるのか」を知った上で作業にあたっていると、初めての事態に対しても自分なりの答えを持てるようになります。
手順書は、業務をもっとも正確に効率よく、また誰でも行えるように作られていますが、法律や会社のルールが変わったりすることで手順を見直さなくてはいけないこともあります。
見直しの必要性に気が付き、実際に手順書を変更していくためには、作業の本質を理解していなくてはいけません。
財務課での仕事で一番大切なことは、「正確」な情報を伝えることだと思っています。
一つ一つの作業に対して、ただ機械的にこなすだけでなく「本当にこれで合っているのか」「何のための作業なのか」を考え、理解しながら進めることを心掛けて日々、仕事をしています。
私は大学卒業後、新卒で森尾電機に入社しました。
入社後には、新入社員研修を経て、経営管理部 財務課(当時は財務部)に配属されましたが、大学で会計や税務の勉強をしてきたというわけではなく、当時はゼロからのスタートでした。
はじめは現金を数えたり、簡単な入力作業を行ったりしながら、財務課での仕事に少しずつ触れていく毎日でした。
仕事をしながらこの分野を学んできた私ですが、わかったことは、5年10年では覚えきれないほど、奥が深い世界なのだということです。
社歴を重ねるにつれて、セミナーで専門家の話を聴いたり、会計士や税理士と仕事の話をしたりする機会が増えてきました。当然のことながら、皆さん知識が豊富で、勉強になることばかりです。
仕事を覚えていく中で、以前はついていけなかった会話の意味が分かるようになり、自分なりの意見を持てるようになっていくことに自分でも成長を感じます。
事務職ということもあり、一見地味な仕事ではあるのですが、「広く一般に公開される資料を作っている」「自分の作った資料を見て外部の方が森尾電機という会社を知っていく」、そう思うとやりがいを持てると同時に責任を感じます。
今以上に精度の高い仕事をしていくためにも、今の仕事を続け、専門知識に積極的に触れ、会計・税務での専門性を磨いていきたいと思います。