先輩社員の声をお届けします!
2010年入社
私の所属している品質保証部 検査・試験課では、鉄道車両用表示器や自動車用機器、船舶用機器など多種多様な製品の検査を行っています。
検査する際に必要なチェックシート類の作成/記録、製品の外観、構造、寸法、配線、動作、絶縁抵抗、耐電圧検査をするだけでなく、検査結果を提出するための書類作成、
お客様立ち会いのもと行われる出荷前検査、メーカーへ納品後の現地改造作業の検査など様々な業務を担っています。
検査・試験課の役割は、品質保証をするための対物確認及び検査結果のフィードバックを管理することです。検査員は、不具合の流出が起こらないようにこれらすべての作業を行います。
経験と知識を身に付け、常に改善意識をもち、周りとのコミュニケーションを大事にし、助け合ってより良い製品をお客様に届けられるように心掛けています。
製品を無事出荷できた時は、清々しい気持ちになります。これからも安全で確実な、より良い製品を提供できるよう努力していきます。
入社してすぐの私の配属先は製造部 配電盤チームでした。そこでの初めての仕事はワイヤーハーネス製作で、いわゆる電線準備というものです。
配線指示書をみて電線をハーネスボードに這わせて切り、電線番号を挿入後、TCVキャップ(絶縁キャップ)を入れる。TCVキャップを挿入後、電線番号が脱落しないよう電線の端を折り曲げておく。
この単純作業の繰り返しなので、時間の経過がとても遅く感じました。しかし何日も作業を続けていくうちに、この単純作業が徐々に楽しくなっていきました。
作業に慣れ、うまく配線ができるようになっていったからです。次工程で使用する際、先輩方から「上手になったね」と言われることが嬉しくてたまりませんでした。
「きれいに配線しよう、間違いの無いよう作業しよう、どの持ち方なら早く作業できるかな、どうしたら効率がいいかな」と考えて行動するうち、1台にかかる作業の時間短縮とミスの回数が減りました。
この時から、考える癖が身に付いていたのだと思います。検査・試験課に配属されても変わらず考えながら行動し、人から認めてもらえる環境を自ら作り出すことで、モチベーションを保っています。
「よくやったね」「上手にできたね」「頼りになるね」「頑張ったね」「すごいね」言われなくてもがっかりせず自分の心の中で褒めてみてください。割とやる気が出ます。
褒めて!と言うのも良いと思います。これから一緒に楽しく仕事をしましょう。
「ついつい」「うっかり」が引き起こした小さなミスが品質不良につながります。
検査・試験課では、ヒューマンエラーの防止への取り組み対策としてセルフインスペクションやストップ・ルックの励行、検査治具の活用により精度のばらつきを抑え、作業スピードを高める取り組みを行っています。
また、「P(計画)D(実施)C(確認)A(処置)」のサイクルを繰り返し行うことで、継続的な業務の改善や効率化を目指しています。
さらに、ヒューマンエラーが発生した時には、その原因をしっかりと分析し、対策を立てて、エラーを0(ゼロ)に近づけていくことが今後の目標です。