新入社員の「声」

先輩社員の声をお届けします!

  • 経営管理部 財務課/齊藤 花子
  • 人事総務部/後藤 大智
  • 品質保証部 検査・試験課/立花 澪子
  • 技術第二部 技術課/五味 政裕
  • 製造第一部 組立第一課/両角 美智華
  • 製造第一部 組立第二課/福田 琢也
  • 製造第二部 工作課/青山 直人

両角 美智華

製造第一部 組立第一課

2018年入社

表示器の仕事内容とは?

 私が所属している製造第一部 組立第一課では、皆さんが電車に乗ったときに必ず目にする表示器を主に製作しています。 表示器には前面行先表示器や側面行先表示器、車内案内表示器などさまざまな種類があります。
 表示器を作るには、まず電線を全て「ワイヤーハーネス」化する作業から始まります。ワイヤーハーネスとは電線にコネクタや端子を圧着したものです。 ハーネス化することで事前に配線作業ができますので、組立作業をしながら配線するよりも作業効率が良くなります。 コネクタに電線を差し込む時や半田付け作業で電線を接合する時、順番に気をつけないと故障の原因になってしまうため、図面をよく確認をしながら作業を行います。 ワイヤーハーネス作業が完了した後は不具合がないかを確認します。表示器を製作するには「製作のための製作」が多く、事前作業がその後の製品の品質に大きく影響します。
 まず初めに電線と電線を保護する為のチューブを切断する作業を行います。その後図面やチェックシートなどの資料などが揃っているのかを確認します。 さらに、筐体に傷などがついていないかの確認を行います。傷があるとお客様からの信頼を失ってしまうため製品に傷がついていないかをくまなく確認します。 傷の確認が終わったら、ようやく組立作業に入ります。ワイヤーハーネスを電源や基盤に差し込んでいき、電線が電源や基盤などに当たらないように結束バンドで綺麗にまとめていきます。 最後に表示パターンの点灯確認をして問題が無ければ完成まで作りあげていきます。
 オートメーション化が主流になってきている現代の製造業において、自らの手で一つ一つ製品を組み立てていき、自分が製作に携わった製品が多くの人の目に触れていると嬉しく感じます。 これからも製品の製作を頑張っていこうと強く思うようになりました。

入社の決め手

 学生時代からものを作ることが好きで将来は何かを作る会社に就職したいと思っていました。 しかし入社したいと思える会社をなかなか見つけられず、そんなとき高校の先生に相談して強く勧めていただいた会社が森尾電機でした。
 森尾電機のことを自分で調べてみると鉄道車両用、自動車用、船舶用機器など、沢山の人が利用する製品を造っている会社と知り、とても興味を持つことができました。
 工場見学に参加する前までは、「工場といえば流れ作業」というイメージがありましたが、実際はそうではありませんでした。 1つの製品に対して一人一人の方が丁寧に手作業を行っており、驚いた記憶が残っています。ものづくりが好きなことと、日本の交通インフラを支えている会社というところに強いやりがいを感じたことが入社の決め手でした。
 新入社員の頃は、私も早く一人前の仕事ができるようになりたいと思っていましたが、当時は悪戦苦闘の毎日でした。しかし、上司や先輩社員の指導のおかげで、現在はある程度の知識を得て成長することができました。 今では先輩社員として後輩の指導にもあたっています。人に教えることで改めて学ぶことも多いです。
 また、初めてワイヤーハーネス作業から組立作業までミスなく製品をつくり上げることができた時に、やりがいと達成感が得られ嬉しかったです。

今後の仕事の目標

 今後の目標は、製品の知識をもっとたくさん身に付けて、これからの仕事に活かしていくことです。
 入社当初は、右も左も分からないことだらけでくじけそうになりましたが、上司や先輩方にフォローしていただきとても助けられました。今では後輩ができ、自分が教える立場になっています。
 いざ自分が教える立場になると、作業を教えるときにもどう説明したら分かりやすく伝わるかなど日々考えながら行動するようになりました。さらに仕事に対してやりがいを感じるようになりました。
 同時に、過去に私を指導して下さった上司や先輩のようにきちんと後輩のフォローができているか、きちんと教えたいことが伝わっているか不安になることがあります。
 逆に後輩から学ぶことも多くあります。今まで「これが当たり前」と思って作業していることに対して「どうして?」と尋ねられることがあります。 その問いに対して深く考えてみると、「もっとこうしたほうが効率が良い、無駄なく組立を行える」と気づかされることがありました。後輩を育てるだけではなく、その後輩から改善のヒントをもらうこともあり、日々勉強の毎日です。
 毎日、試行錯誤しながら知識やスキルを身に付けることはもちろんですが、今後は広い視野を持ち、後輩が困っていたらすぐに助けられるような人に成長できるよう、真剣に仕事に取り組んでいきたいと思います。

ページトップ