新入社員の「声」

先輩社員の声をお届けします!

  • 大阪営業所/長江 弘樹
  • 技術第一部 技術課/鈴木 智也
  • 製造第一部 組立第一課/鈴木 雄司
  • 製造第一部 組立第二課/Y.O
  • 製造第二部 工作課/谷野 航介
  • 製造第二部 工作課/大崎 真哉
  • Morio USA/吉岡 広志

谷野 航介

製造第二部 工作課

2017年入社

技術と知識の融合

 私が所属している製造第二部 工作課では製造における第一工程の位置付けとなり、設計図面をもとに製品組み立て前の部品づくりを行っています。現在所属している機械加工チームには、NC旋盤、マシニングセンタ、ワイヤー放電加工機などのNCプログラムを用いて精密な加工を行うことが可能な工作機械が設置されています。その中でマシニングセンタとワイヤー放電加工機の2台を扱うオペレータとしてプログラムされた数値データに基づき金属の材料や鋳物に穴あけ、ねじ切り、切削加工を行い次工程に渡すという業務を担っています。
 森尾電機は、鉄道車両用、自動車用、船舶用機器など交通インフラを中心とした幅広い分野の製品を手掛けています。部品数にして数万点に上り、部品一つ一つに厳しい寸法精度や表面仕上がりを求められるものが多くあります。
 また部品一つ一つの形状や材質が異なるため単に機械を動かすだけでなく、加工する素材の特性や切削工具の選定、加工条件の設定など、高度な技術と知識が必要となります。
 自分の技術で製品づくりに貢献し交通インフラを支えているという実感は大きなやりがいにつながります。また、工作機械のオペレータとしてものづくりの面白さや、奥深さを知ることができ、高度な技術と創造性を生かして社会に貢献できるやりがいのある仕事です。

精度の追求

 マシニングセンタオペレータとワイヤー放電加工機オペレータの仕事は、どちらもミクロン単位の精度が求められる精密な作業です。
 細いワイヤーの線や高速回転する切削工具を駆使し、複雑な形状を削り出しています。精密加工の技術は日々進化しています。
 そのため常に最新の技術や知識を習得し品質管理にも徹底的にこだわっています。設計図面や仕様書を入念に確認し加工手順や工具の選定、加工条件など一つ一つの工程に細心の注意を払っています。
 マシニングセンタオペレータの業務では切削工具の選定や加工プログラムの作成において常に新しい方法を模索し、加工時間の短縮や品質向上を目指しています。また加工中も機械の中を確認し、異常があれば早急に対応できるようにし、不良品の発生を未然に防いでいます。
 ワイヤー放電加工機オペレータとしてはワイヤーの張力や放電条件などを最適化することでより複雑で高精度な加工を実現しています。
 また機械の特性を熟知し、常に最高のパフォーマンスを発揮できるよう、適切なメンテナンスや調整を行い機械の状態を常に把握し、機械の寿命を延ばし安定した稼働を維持することに努めています。
 また、プログラムされた作業をこなすだけでなく、改善点があれば積極的に提案します。そのため技術や工具の情報収集はもちろんのこと、展示会などにも積極的に参加し視野を広げています。
 現場の意見にも耳を傾け、チーム全体で改善に取り組むことでより良いものづくりを目指しています。

継続的な学習

 工作課では長年にわたり培ってきた技術や経験を基に高品質な製品を作り続けています。
 しかし、近年技術革新のスピードが加速し、顧客のニーズも多様化しており、高度な技術や知識を生かした複雑な形状をしたものづくりが求められてきています。
 その為、マシニングセンタ、ワイヤー放電加工機での操作技術の熟練度をあげ、より複雑・高精度な加工に対応する為、加工プログラムを作成できるようにする必要があります。そのため各種工具や治具の選定、調整、メンテナンスに関する知識を深め最適な加工条件を設定できるようにし、一連の工程をスムーズに行えるようになり、加工精度や品質を高めていきたいと思います。
 また、新しい加工技術、機械に関する情報収集を常に行い、自己学習を継続しながら不良品発生を抑制し歩留まり率を向上させることを目標にしていきたいと思います。

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